2016年7月13日

日本ゴア株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：ピート・クビッツネ）は、非常に過酷な自然環境で最高レベルの耐久性を有する「ゴア^® ポリベント ステンレススチール」を本日より発売します。

ゴアのテクニカル・マネージャーのピーター・クローカーは、次のようにコメントしています。「材料や技術におけるゴアの継続的な努力による進歩に伴い、ゴア^® プロテクティブベント スクリューイン (ネジ込み型) シリーズのラインアップもますます充実しつつあります。今回発売される新製品は、特に厳しい使用条件が求められる電子機器設置環境に合わせ、最高レベルの耐久性を実現したベントソリューションです。ゴア^® ポリベント ステンレススチールは、高機能な材料と革新的な構造により、腐食性の高い洗浄液や薬品との接触、沿岸部や海上のような塩害の可能性の高い環境といった非常に厳しい状況に長期間さらしたとしても、腐食や破損に対して非常に高い耐久性を誇ります」

ゴア^® ポリベント ステンレススチール (PMF200444） 
～究極的に過酷な環境条件に対する、最高レベルの保護性能を実現～

本製品はボディ、キャップ、内部のメンブレン担持構造を含め、全てのパーツをステンレス (SUS316L） 100%で実現しました (Oリングを除く）。またフィルター部分で使用しているゴア™ メンブレンは ePTFE 100%で出来ており、支持材を使用しておりません。この高機能材料と革新的構造が、お客様へ以下のような利点をもたらします。

• 強力な洗浄剤（酸性、浸透性、酸化剤など）やその他の薬品に対する高度な耐薬品性
• ゴア^® プロテクティブベント製品ラインアップにおいて、最高の難燃性（素材のステンレスは不燃性、ゴア™ メンブレンはUL94 VTM-0準拠、シリコーンOリングはUL94 V-0準拠）を実現。これによりさらに安全性が向上
• 使用温度範囲  -40℃～125℃ において、IP69Kなどの厳格な工業規格にも準拠
• ネジ込み式の取り付け方法により、筐体へ強固に固定

ゴア^® ポリベント ステンレススチールは、コンパクトに設計されている点も大きな特長の一つです。取付高が低く（5.65mm）、ねじ部が短い（8.5mm）上に、軽量（わずか9.25g）なため、お客様は以下のような利点が得られます。

• 筐体の設計とベント組込みの簡素化
• 機械的衝撃による損傷を効果的に防止
• 筐体内で本製品が占有するスペースが減り、部品レイアウトの自由度が向上
• 重量が大きく影響する用途に最適

本製品の開発に際しては、ステンレス素材の持つ特性を活かしつつ、通気孔をキャップの上面周囲に沿って配置することで、通気性能の更なる向上を実現しました。

• 水の浸入が抑えられ、ベント内部に水が溜まりにくい
• ステンレス素材の特性 (表面についた水の切れが良い) との相乗効果により、メンブレンが塞がって通気が妨げられるリスクを低減

ゴア^® ポリベント ステンレススチール (PMF200444） について、また、その他のゴア^® プロテクティブベントについては、当社Webサイトまたは本ページ内のお問い合わせ先までご連絡ください。

ゴアは、発明と製品イノベーションを重視する技術主導型の企業です。防水透湿素材のGORE-TEX^® ファブリクスはよく知られており、これら高機能ファブリクスをはじめ、体内に埋植する医療機器、工業用の製造部品、航空エレクトロニクスにいたるまで、そのラインアップは多岐にわたります。私たちは1958年にアメリカを本拠として創業以来、今では年間売上は30億ドルを超え、世界中にある拠点で1万人以上のアソシエートを擁しています。

詳細は、gore.co.jp をご参照ください。

*日本ゴア株式会社は W. L. Gore & Associates (ゴア) の一員です。

GORE-TEX^®, GORE^® , ゴア^® はW. L. Gore & Associatesの商標です。

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