ゴア、パルスジェット式カーボンブラック集塵機向けにゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグを発表
2020年1月21日
日本ゴア合同会社(以下ゴア)は、パルスジェット式カーボンブラック集塵機向けのゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグを発表しました。ゴア独自のゴア ロー・ドラッグ フィルターバッグ技術は、過去2年間にわたり逆洗式カーボンブラック集塵機向けに持続可能でトータルコストの低いソリューションを提供してきました。今回の新製品により、この技術のメリットがパルスジェット式カーボンブラック集塵機にも広がります。
コスト効率の高いプロセス最適化
包括的なパイロット・プログラムにより、ゴア ロー・ドラッグ フィルターバッグがカーボンブラック・パルスジェット・バグハウスに次のような大きな価値をもたらすことが確認されています。
- 払い落とし性が向上したメンブレン:これにより、オペレーターは実現したい製造レベルを低下させることなく、パルス圧力や頻度の低減が可能になります。
- フィルターバッグの長寿命化:払い落とし時の機械的負荷レベルの低減により、フィルターバッグの寿命の最大50%強もの延長が可能です。
- 生産プロセスの安定性向上:ゴアの独自メンブレン技術は差圧(dP)の低減と安定化を可能にし、生産プロセスの安定性向上に寄与します。
- 処理能力と放出の最適化:ゴア ロー・ドラッグ フィルターバッグ技術は標準的なフィルターバッグに比べて、高い処理風量を実現します。パイロット試験でも、生産性向上と粉塵放出の低減が報告されています。
ゴアのプロダクト・スペシャリストのスティーブ・オーブチュンは「逆洗式カーボンブラック・バグハウスによるゴア ロー・ドラッグ フィルターバッグの急速な普及が、この技術ポートフォリオの拡充につながりました」と述べ、さらに「私たちはゴア ロー・ドラッグ フィルター技術がパルスジェット式と逆洗式の両方の集塵装置のオペレーターに、フィルターバッグの寿命延長、生産プロセスの安定性向上、粉塵放出の低減を実現するコスト効率の高い手段を提供できることを嬉しく思います」と語りました。
ゴアのプロダクト・スペシャリストのスティーブ・オーブチュンは「ゴア独自のゴア ロー・ドラッグ フィルターバッグ技術の価値は、カーボンブラック産業が今日直面している懸念材料の多くに対して対処策を示した点にあります。現在求められているのは、環境面でのコンプライアンス順守と製造プロセスの安定性の強化とともに、トータルコストを低減し、生産を最適化することです」と語りました。
パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン
ゴアは航空宇宙、自動車、製薬、モバイルエレクトロニクスなど、さまざまな用途や産業向けに、複雑な製品やプロセスの課題を解決するための製品とテクノロジーを開発しています。ゴアは世界中のさまざまな業界のリーディングカンパニーとの緊密なコラボレーションを通じて、要求が厳しい多種多様な環境下で、お客さまがより安全に、よりクリーンに、生産性・信頼性・耐久性・効率性の高い製品やプロセスを設計できるよう支援しています。
W. L. Gore & Associates(ゴア)について
ゴアは、業界へ変革をもたらすことで人々の生活の向上に尽力する、グローバルな技術主導型企業です。1958年の創業以来、宇宙空間から世界最高峰の山頂、さらには人間の体内まで、厳しい環境における複雑な技術的課題の解決に寄与してきました。ゴアはチームワークを大切にする企業文化を持つことで知られており、10,500人を超えるアソシエート(社員)を擁し、年間37億ドルの収益を上げています。
詳細はgore.comを参照ください。
*日本ゴア合同会社は W. L. Gore & Associates(ゴア)の一員です。
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