ケーススタディ: メキシコ、セメント製造会社 - GORE® ロー・ドラッグ フィルターバッグ キルンフィード量の最大化を実現
ケーススタディー, 日本語
メキシコのあるセメント製造会社の課題はキルン投入量を 最大化することでした。しかしながら、既存の送風機では 725~730rpmまでしか回転数を上げることができず、 その結果、キルン投入量の最大値は100.9トン/時であり、対応策を検討していました。
課題
メキシコのあるセメント製造会社の課題はキルン投入量を最大化することでした。しかしながら、既存の送風機で725~730rpmまでしか回転数を上げることができず、その結果、キルン投入量の最大値は100.9トン/時であり、対応策を検討していました。
ソリューション
当工場では、この課題を解決するために、ゴア®ロー・ドラッグ フィルターバッグを導入しました。ロー・ドラッグメンブレンテクノロジーにより、低差圧運転を実現し、処理風量を増加させることが期待できます。更に、負荷の少ない状態で送風機を運転できるため、処理風量を増やしてキルン投入量の増加を実現する一方で、ファンの動力使用量の削減も期待できます。
結果
2018年にゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグを設置後、送風機の回転数が従来の725~730rpmから、745~750rpm へと改善し、ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグ導入前の2016年に比べて代替燃料比率が28.1%増加している状況で、 キルンフィード量は平均0.80%、最大で3.5%増加しました。更には、エミッションも従来の1/20の1mg未満まで減少しました。 この結果を受けて、当工場の制御オペレーターは次のように述べています。「フィルターバッグを交換したことで差圧が下がり、 それにより送風機の回転数が上がりました。また、この差圧低減を受けてパルス圧力やパルスの頻度を下げることができました。 これらの結果、従来よりキルン集塵機の運転が安定するのと同時に、収益の拡大が期待できます。」
メキシコのセメント工場 – キルンフィード量の増加
ゴア® ロー・ドラッグ導入前の最初の4ヶ月(グレー)と導入後の4ヶ月(赤)の間で分析を行いました。
以前、この工場ではキルンフィード量のピークが 190 ton/hr でした。 ゴア® ロー・ドラッグ・フィルター・バッグを導入後、8%増加しました(ピーク時206.1 ton/hr)。
本製品は、一般工業用途に限定してご使用ください。
食品、医薬品、化粧品、医療機器の製造、処理、または包装作業にはご利用いただけません。