GORE® リメディア® 触媒フィルターバッグ
都市ごみ焼却施設: 高知県2010年
ケーススタディー, 日本語
施設には、ごみを焼却する際に発生する熱を利用した発電設備がありましたが、その能力の一部が活用されていませんでした。 排ガス処理の流れを見直し、脱硝触媒反応塔前段における排ガス再加熱のエネルギーを節約すれば、発電量をさらにアップできることに着目しましたた。
所在地:高知市清掃工場、高知県高知市
ソリューション
バグフィルタにゴア®リメディア®触媒フィルターバッグを導入することで、ダイオキシンの排出抑制レベルを維持しながら、SGH(排ガス再加熱器)の蒸気を最大限節約し、発電タービンに供給できるのではないかと提案しました。 そして、ダイオキシン類対策で使用していた粉末活性炭注入も不要であると提案しました。
ゴア®リメディア®触媒フィルターバッグ導入前は、バグフィルタ入口の排ガス温度は150℃だったので、排ガスの再加熱に3,000t/月の蒸気を使用していましたが、ゴア®リメディア®触媒フィルターバッグ導入後は、排ガス温度を200-220℃に上げることができるため、排ガス再加熱に使用する蒸気の量を節約して、発電に転用することにしました。
導入日 1号炉:2010年6月、2号炉:2011年6月、3号炉:2012年6月
結果
ゴア®リメディア®触媒フィルターバッグ導入後、発電量は年間およそ2,500MWh増加しました。
日本では、電力自由化が同時期に推進され、新規企業が電力取引に参入し、大手電力供給元からの買取電力単価が上昇しました。( 7円/kWh 2009年→10円/kWh 2010年→14円/kWh 2012年→20円/kWh 2015年)その結果、2012 年には、発電量の増加により、およそ 7,000万円の経済効果がありました。
本製品は、工業製品に限定してご使用ください。
食品、医薬品、化粧品または医療機器の製造、加工、包装工程にはご使用いただけません。