GORE® リメディア® 触媒フィルターバッグ
都市ごみ焼却施設: 東京都2008年
ケーススタディー, 日本語
施設では廃プラスチックを埋め立て処理していましたが、焼却処分することを決めました。さらに、近隣の都市ごみ焼却施設が老朽化により閉鎖されたものの、次の焼却施設の建設がなかなか決まらず、施設にてごみを一時的に受け入れることになりました。 施設で処理するごみの量は14%増加します。 施設周辺の住民は、ダイオキシンの排出量が増加するのではないかと懸念していました。 そのため、施設では効果的な追加のダイオキシン対策を検討し、導入しましたが、なかなか効果が得られませんでした。
所在地:西多摩衛生組合環境センター、東京都羽村市
ソリューション
バグフィルタにゴア®リメディア®触媒フィルターバッグを導入することで、ダイオキシンの排出を抑えることができると提案しました。当社製品の実績と性能データが、その採用を後押ししました。
導入日 1号炉:2008年12月、2号炉:2007年11月、3号炉:2009年1月
結果
ゴア®リメディア®触媒フィルターバッグの導入により、ダイオキシン類濃度は導入前は0.022~0.033ng-TEQ/Nm3でしたが、導入後は0.00014~0.0042ng-TEQ/Nm3と、大幅に低減されました。
お客様は最初の炉の結果とゴアのサポートに満足し、3炉すべてにゴア®リメディア®触媒フィルターバッグを導入されました。 また、施設周辺の住民は、ごみが増えたにもかかわらずダイオキシンの総排出量が大幅に削減されたことを歓迎しています。
2011年3月に東日本で大地震が発生し、津波の被害や原子力発電所の事故で大量のゴミが処理できなくなった際、当施設はゴミを受け入れて焼却に協力してきました。 周辺住民からは、排ガスの増加や放射性物質の拡散が懸念されていましたが、ゴア®リメディア®触媒フィルターバッグの採用により排出抑制を強化していたことで、 住民の理解を得ることができました。このタスクに、ゴアは協力して貢献することができました。
本製品は、工業製品に限定してご使用ください。
食品、医薬品、化粧品または医療機器の製造、加工、包装工程にはご使用いただけません。