ケーススタディ: カナダ、セメント製造会社 - GORE^® ロー・ドラッグ　フィルターバッグ　クリンカの生産性向上とエネルギー消費削減に向け運用を最適化

セメント製造会社では、常に生産性の最適化による生産原単位の改善を目指しています。カナダにあるこの会社では、パルスジェット式集塵機の最適稼働によるキルンフィード量の改善を含む生産原単位の向上を目指していました。

このプラントでは、長年に渡り当社のフィルターバッグを使用していますが、キルンフィード量の更なる増加を達成するために必要な処理風量の増加を追及していました。 この目的を達成するために、新しい多孔質PTFE膜を搭載 したゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグの採用を決定し、 差圧低減による処理風量を増加と同時に、送風機の回転 数低減による消費電力の低減も目標に掲げました。

2018年にゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグを設置後、3か月で目に見える形で改善が見られました。集塵機の差 圧が12%低減し、送風機回転数が12%低減した一方で、処理風量が11%増加し、キルンフィード量が220トン/時間から250トン/時間に14%増加しました。 これらの改善は集塵機の改善工事などは一切しておらず、単にろ布を交換しただけで実現しています。